裁量取引は甘い誘惑。
ども はちゃです。
海外の通貨を取り引きする際には、為替変動差益を狙う事が良くありますが、
日夜の変動が激しく、プロでもなかなかうまくいかないので、
私はなるべくやらないようにしてます。
ただ、金利差を狙うのは、ちょっと手を出しています。
金利(政策金利)は、ほとんどの国が、1回/1か月しか変動しないので、常に相場とにらめっこ、ドキドキしなくても良い所がいいですね。
購入通貨の選定を間違えなければ、長期安定収入になってくれると信じています。
目次
- 何買ってるの?
- スワップ(金利差)を狙う とは?
- 経済成長する国って?
- 選ぶならどの国?
- 結論
何買ってるの?
メキシコペソ を買ってます。
何故かというと、
メキシコが経済成長すると思っているから。
まずは、スワップ(金利差)を狙う を説明していきます。
スワップ(金利差)を狙う とは?
各国の中央銀行が決める政策金利(銀行が中央銀行にお金を預けた際の金利)は、
国力、GDP、インフレ率(通貨発行量)、成長率、等々により、もっともバランスの良い所に落ち着いています。
日本の場合、最近の金利は
-0.1%
つまり、銀行がお金を中央銀行に預けると、0.1%お金を払わなければいけません。
銀行さんは、中央銀行にお金を預けるより、市中にお金を回してくださいね
って事です。
我々庶民は、80年代は、銀行にお金を預けたら6%とかの金利が付いたのに、今は、ほぼ付きません。
なんてこった!
ただ、海外から見た時は、金利差が入ってくるので、結果が違います。
メキシコペソの、2020年8月の金利が 4.5% なので、日本との差は
4.6% !
ちょっと良くなりました。
ただ、こんなに良くて良いの?
日本から見て、メキシコペソを買ったら、4.6%の金利が付くって事。
経済成長する国って?
経済成長をする国にかけるってどういう事か、一例を挙げて、ざっくり試算しましょう。
例えば1980年に、アメリカから見て、日本が経済成長すると思ったと仮定しましょう。
アメリカ人が、当時の為替レート
1ドル=200円
で、日本の銀行に 10ドル
10ドル分=2000円
の日本円を預けたとしましょう。
2020年までに、日本の成長が続き、日本での銀行金利が付きまくって
4000円
になったとします。
そのお金をドルに戻しましょ。
今の為替レートを、わかりやすく
1ドル=100円
と仮定すると、そのアメリカ人は、
4000円=40ドル
受け取れる事になります。
つまり、10ドルを預けて、30年で
4倍!
金利により2倍、為替により2倍
のドル つまり 投資効果
を得ることになります。
わかりますね。
今の日本から見て、
経済成長すると思う国の通貨を買っておきましょ。
という事。
選ぶならどの国?
私が考える経済成長の国の3条件とは、
1.大きな市場
2.安い労働力
3.地理的優位性
です。
近年の中国の大躍進は、この好例かと思います。
中国元買えてませんけど。。
では、例を挙げて解説します。
まず悪い例。
高金利通貨の代表と言えば、
トルコリラ ですね。
大きな市場:EU
安い労働力:南欧、東欧にも有る
地理的優位:南欧、東欧からもEUに行けるから無し
つまり、トルコじゃなくても他に代わりが有るって事。
近年では、もっとEUに近くて労働力の安いポーランドなんかが発展してます。
この結果、トルコは通貨をたくさん発行し、通貨の価値がダダ下がりです。
たとえ高い金利が付いても、それ以上に通貨価値が下がる為、投資資産が減っていきます。
次に良い例です。
FX会社での取り扱いがほぼ無いので、簡単に取引出来るわけでは在りませんが、
タイバーツ です。
大きな市場:東南アジア
安い労働力:ミャンマー、ラオスからの流入
地理的優位:東南アジアの中央に位置して、周辺にアクセス良好
良いでしょ!
政策金利は、以前は6%でしたが、現在の0.5%まで上下しながら下がってます。
通貨価値は、95年位から、対円で3円前後を行ったり来たりで変わらず。
アジア通貨危機が有ってもです。
つまり、タイバーツに投資していたら、高金利の良いとこだけを取れたのです。
次に、今手軽にFX会社で選べる通貨として挙げると、
南アフリカランド です。
大きな市場:周辺国は南アフリカランド経済圏だけど、今後アフリカとして経済成長するのは、中央アフリカ東端のケニア、タンザニアだから厳しいかも。
安い労働力:ちょっと弱いかな。
地理的優位:アフリカ南端に有るから、不利ですね。
という事で、私の中では、無いです。
実際、通貨価値も近年下げが激しいです。
では、真打 メキシコペソ です。
1.大きな市場:アメリカです。今後も経済成長すると信じています。
2.安い労働力:中米からの流入です。最近も難民流入のニュース有りました。
アメリカに入れず、メキシコに定住する人も居ます。
3.地理的優位:アメリカに陸続きの国は、カナダとメキシコ。まだ成長するかもしれないのは、どちらかと言えばメキシコですよね。
しかも、メキシコは資源国。
石油や鉱物資源も有ります。
結論
だから私はメキシコペソを買っています。
失敗したらその時はその時。
痛くない程度のお金で。
いや 痛いけど。
次回、メキシコペソを買ったらどうなったか、をアップします。
コメント
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